黃葉(こうよう)と紅葉(こうよう)そのメカニズムと成分効用

黃葉(こうよう)と紅葉(こうよう)そのメカニズムと成分効用     

一日一日深まっていく秋。北海道はもう晩秋、暮れる秋。時には雪が降って、峠の木々は多くは色あせて、葉を落とすものも多い。数日前の眩いばかりの紅葉の賑わいはすでに遠のいてしまいました。

里に下りては、街路樹のナナカマドが真っ赤に色づいています。そして、鮮やかな黄色の銀杏並木と対をなして殊更美しい街並みを飾っています。

万葉集に黃葉という言葉が出てきますが、「もみじ」と詠まれています。

「黄葉」が詠まれる歌としては100首を下らないそうですが、奈良時代の「こうよう」といえば=「黄葉」、黄色く色づく木々の葉が、当時の人々の注目を引いたようですね。

そんな歴史もあってか、現代でも黄色い葉「黄葉」と書いて「こうよう」と読んでいるのではないでしょうか。

「黄葉」する木

黄色い紅葉、すなわち『黄葉』する落葉樹としては、イチョウ、カツラ、イタヤカエデ、ミネカエデ、シナノキ、ダケカンバ、シラカンバ、マンサクなど、いろいろあります。

(イチョウ)

(イタヤカエデ)

(シラカンバ)

(ヤナギ)

(ポプラ)

(ドロノキ)

紅葉する木

また、赤く色づく「紅葉」には、イロハモミジ、ヤマウルシ、ドウダンツツジ、ナナカマド、ヤマブドウ、タラノキ などなどたくさんあります。

(イロハモミジ)

(ヤマウルシ)

(ナナカマド)

[ドウダンツツジ]

(タラノキ)

(ヤマブドウ)

紅葉のメカニズム

紅葉したり、黃葉したりするのは、葉の中の成分が分解したり合成したり蓄積したりすることによって赤くなったり黄色くなったりするといいます。

一つはクロロフィルです。葉緑素と言われるものです。

冬が近づき温度が低くなるとタンパク質の作用により葉の中のクロロフィルが分解されて枝に送り込まれますが、その過程で、葉の色に変化が起きます。

葉は、通常葉緑素の作用により黄色~緑色をしていますが、葉緑素(クロロフィル]が破壊されることによってみどりが消え黄色になっていきます。この過程の中で光合成で作られるグルコースが枝に送られないまま葉の中に残り、カロチノイドの黄色い色素、アントシアニンという赤い色素を構成していくといいます。

どの程度にカロチノイドが分解されたり、アントシアニンが作られるかによって、紅葉の程度が違って、黄色~真紅までの様々な紅葉、黄葉となるということなのです。

クロロフィルの効用

葉緑素入りのガムなんかは口臭予防に良いとされています。化粧品なんかもニキビ予防、美白効果があるとされています。また、貧血予防とか、コレステロール値の改善、整腸作用など様々な効果があるとされています。

カロチノイドの効用

カロチノイドは動植物が持っている色素の総称ですが、よく聞くのは「ベーターカロティン」です。強い抗酸化作用があって、健康増進や美容に欠かせない成分と言われます。主なものは、βカロティン、ルテイン、リコピン、アスタキサンチンなどなどたくさんのカロチノイドが知られています。

アントシアニンの効用

ブルーベリーやビルベリーに多く含まれていると聞かされています。目の働きを維持する上で効果があると言われます。

グルコースの効用

グルコースとはブドウ糖のことで、人間にとっては無くてはならないもの。脳の働きを活発にし体を動かすにも重要な物質です。ただ、摂取し過ぎは糖尿病などの危険があります。

まとめ

この記事は、黄葉と紅葉の違い、北海道で黄葉する樹、北海道で紅葉する樹、黄葉のメカニズム、クロロフィル、アントシアニン、カロチノイド、グルコースなど葉に含まれる成分の人間にとっての利用効果についてまとめています。

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コメント

  1. キャップ より:

    一日の中で気温差が大きいほど葉の中のカロチノイド、アントシアニンが多く残され、より鮮やかな黄や赤になるのですね。
    台風22号崩れの強い低気圧により、多くの黄葉・黄葉が散りました。

    北海道も本格的な冬を迎えようとしています。

  2. ドンブラコ より:

    こんにちは~。
    綺麗な紅葉、黄葉ですね♪
    色彩豊かなこの時期が一番好きです。