落語「粗忽長屋」を立川談志が「主観長屋」と名付けた意味は?
落語に出てくるのは毎度馬鹿げた人物が多いものですが、中でもこの「粗忽者」は大変に活躍の場が多いですね。
一人の男が「行き倒れ」なっています。そこに現れた八つあん、同じ長屋の熊さんだと大慌て・・・。
「粗忽長屋」の噺ですが、立川談志はこれに英語の字幕を入れて、英語圏への販売を考えました。いえいえ、儲け話にするよりは、日本文化の一つである「RAKUGO」を海外に広めたいという野望があったのでしょう。
この動画には「粗忽長屋」と書かれていますが、晩年の談志さんはこれを「主観長屋」と演題を変えています。なぜそうなのかはご覧になった方がお考えください。
なお、談志さんの弟子立川志の輔さん、今はNHKの番組「ためしてがってん」の方で有名ですが、彼の編纂した「古典落語100席」には「主観長屋」で記載されています。
英語の字幕と対比させながらご覧になるのも一興かと・・・。
この動画は3分19秒の所から始まっていますが、是非0分まで戻してご鑑賞ください。
(参考:古典落語100席 立川志の輔 PHP研究所、
心をそだてるはじめての落語101 講談社、私的落語~だけじゃない~日記)
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コメント
落語で英語の字幕付きは始めてみました。
ちょっと見慣れない感じはしましたが・・・
日本の文化、海外に広まれば良いですね。