温泉での注意点|カンナイってわかんない!スリッパはダメ?

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温泉での注意点!

カンナイってわかんない

                                  

秋の終わりのある日パークゴルフに行った帰り道、某ホテルでお風呂に入りました。

その後食事をすることになって同じ階のレストランに向かうと、廊下がT字の突きあたりになっていました。右がフロント、左がレストランになっています。フロントに行くには下足に履き替えることが必要ですが、こちらはレストランに用があるので、当然左の向かいます。左に曲がった所に注意書きがありました。

「館内ではスリッパをお履きください」

もちろん、指示どおりに棚に並べてあるスリッパを履きます。そしてレストランのテーブルに落ち着きました。料理は値段の割には美味しくいただくことができたので、気分を良くして帰ろうとすると、正面に展望フロアが目に飛び込んできました。そこからの紅葉を見たいと思い、ガラス窓の近くまで歩を進めたその時です。

「おい、ここはスリッパを履いては行けない場所だ。字が読めないのか。」

最初は誰に言っているのか分からず、声のする方に振り向いたら、どうやら私に向かっておじさんがすごい形相で睨みつけているではありませんか。

この人、映画に起用するなら憲兵役がピッタリだな、と一瞬思われた顔つきでした(私は戦後生まれなので、実際に憲兵を見たことはありませんが)。

おそらく私は怪訝な顔をしていたはずです。何しろ注意書きを確認した結果のスリッパなのですから。

「いやいや、字が読めるからスリッパを履いているんですよ」と言いたかったのですが、それより先程の注意書きを確認した方が早いと思い、その注意書きが書かれてあるスリッパの棚の前に再び立ちました。

「館内ではスリッパをお履きください」

間違いありません。わざわざ書いてあるとおりにしたのに、あの言い方は何だ。心外に思ったので、くだんの憲兵殿に確認しました。

「館内ではスリッパを履くように、注意書きに書いてありますが」

すると憲兵殿は再び私を睨みつけ、こうのたまわれたのです。

「ここは館内ではない。館内というのはフロントの方だ」

え、フロアが続いている同じ建物の中で、こちら側は「館内」ではなく、向こう側が「館内」となると、ここは「館内」ではなく「館外」なのか。

全く意味が理解できません。何と分かり辛い注意書きでしょうか。

「お客様にお願いします。今、あなたが立たれている場所から右側が館内であり、左側は同じ建物の中ですが、館内ではありません。従って館内に移動される際はスリッパをご利用ください」

とでも書いてもらわないと、私のように初めて来た者は戸惑ってしまいます。

いやはや、「カンナイってわかんない」としみじみ感じた出来事でした。

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