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花粉症を悪化させる10種の食べ物
花粉症の人にとっては、毎年訪れる辛い春先。
マスクやティッシュが手放せず、また集中力の低下、眠気等、さまざまな症状があらわれますよね。
中には、既に花粉症の原因となるアレルギー症状を軽減させるために薬を処方してもらったり、昨年の段階で注射にお世話になっている人もいるようです。
しかし、意外に見落とされがちなのが、食べ物だということを知っていました?
そこで、この辛い花粉症にとって大敵な食べ物、つまり花粉症を悪化させる可能性がある10個の食べ物について紹介します。
■生のトマト
花粉・食物アレルギー症候群(PFS)を引き起こす可能性があると言われています。
症例数は、とても少ないのですが、スギ花粉症の人が生のトマトを食べると花粉症の症状が悪化するという症例が2001年に初めて学会報告されました。
あくまでも、生のトマトのケースです。
その他にも、トマトジュースでのケースも報告されています。トマトジュースは、加熱しないものが多いので、生のトマトと同じアレルギー反応が出てくるのではと考えられています。
■メロン
ウリ類(スイカ、メロン、キュウリ)は注意
花粉症を引き起こす花粉の種類によって、口腔アレルギー症候群を引き起こすと考えられています。
これらの野菜や果物は新鮮で生のもので症状が出やすく、加熱した野菜や果物では症状が出ないことも多くあります。
■牛乳やチーズ
花粉症の引き金になりやすいと考えられています。牛乳の代わりに豆乳を飲んだり、あるいは、緑茶にはアレルギーに効果的とされているフラボノイドが多く含まれています。牛乳の代わりとして緑茶を飲むのも良いとされています。
■ファーストフード
ファーストフードなどの偏った食生活にも原因があると言われています。言われてみれば、昔の時代は、花粉症なんてなかったような……。ファーストフードというものが、日本に入ってきたくらいからではないでしょうか。たまには、いいでしょうが、週に何度も食べていると、確実に栄養不足になります。
栄養不足になると花粉症を発症しやすいと言われています。
■アルコール
有害物質アセトアルデヒドの発生が、ヒスタミンを増やす原因となり、鼻水、くしゃみ、鼻づまりなど、主に鼻に起きる症状を悪化させます。
また、交感神経が乱れてしまうことで、花粉症を悪化させると言われています。
花粉症の時期は、出来るだけ飲酒は控えると良いでしょう。
■ソーセージ・ハム
加工食品のソーセージやハムには亜硝酸塩が含まれていることがあります。亜硝酸塩は過アレルギーの過敏性を高める刺激物質が含まれているので、花粉症の症状がひどくなる可能性があります
■砂糖
砂糖には、粘液の分泌を促す成分が含まれていて、これがアレルギー症状を悪化させる可能性があります。
また、砂糖の摂りすぎはインスリンの過剰分泌による低血糖を招き、副腎が血糖値を上げるためのホルモンを放出し続けて副腎が疲れてしまって機能が低下します。副腎が放出する副腎皮質ホルモンは、アトピーや花粉症などの炎症を劇的に抑えてくれることが知られています。そのため、花粉症も悪化すると言われています。
甘みを足したいときは砂糖よりも、カリウム・マグネシウム・亜鉛など天然の抗酸化作用成分が多く含まれたハチミツがおすすめだと言われています。
■小麦粉
小麦粉には「グルテン」という粘りのあるたんぱく質成分があります。グルテンは小腸に悪影響を及ぼす可能性が指摘されており、それによって栄養素の吸収や排泄などの機能に無理が生じてきます。そして便秘や下痢、頭痛、免疫疾患、副腎疲労、アレルギー症状などを引き起こすと言われています。
■マーガリン
マーガリンに含まれるトランス脂肪酸を多く摂りすぎると細胞膜や粘膜が弱まり、結果としてくしゃみや鼻水といった症状が出やすいと言われています。また、このトランス脂肪酸は、認知症の原因のひとつとも言われています。
マーガリンよりは、バターが良いでしょう。
■辛いもの
毛細血管を広げてうっ血・充血させてしまいます。それにより、鼻水の量が増えたり、鼻づまりをますますひどくしてしまいます。
また、辛いものは刺激が強いため、弱った粘膜をさらに弱らせて炎症を悪化させる恐れがあります。
まとめ
以上、花粉症に良くないと言われている食品を10種あげてみました。
全部を口にしないというのは、さすがに無理がありますよね~
でも、とりすぎないようにしたり、ちょっと控える程度はできます。
もちろんこれを口にしなければ治るというものではありません。
よく病院で先生とも相談をして下さいね。