郵便について知ってました?
ゆうびん、懐かしい便りやふるさとの味を届けてくれる小包、など郵便には毎日お世話になっている私達ですが、じつはあまり詳しくは知られていないのが実情です。
今日は郵便について話題を提供します。
1 定形郵便物
いわゆる、普通の封筒で差し出す手紙です。
大きさは長辺が23.5cm、短辺が12cm、厚さ1cmまでと決められています。
ではこれより小さければOKかというとあまり小さいのはダメです。
長辺14cm、短辺9cm以下は受け付けられません。
重さはどうでしょうか?
25gまで82円、50gまで92円ですね。
ではこの大きさや重さを超えた場合は?
定形外(規格内)郵便物として扱われ、料金は120円からとなります。
長辺34cm、短辺25cm、厚さ3cm、重さ1kgまでOKです。
料金は120円から570円です。
これを超える場合は定形外(規格外)郵便物となり、長辺が60cmまでで、
長辺+短辺+厚さの合計が90cm以内で、重さは4kgまでOKです。
料金は200円から1330円です。
2 通常はがき
はがきも身近な存在です。料金は現在62円ですね。そうすると、パーティや案内状の発送等に使われる「往復はがき」は倍の124円まではよくご存知のはずです。
さらに「年賀はがき」や「かもめ~る」も62円で知られています。
では次の3つをご存知の方は案外少ないのです。
エコーはがき
これは広告の入ったはがきで、5円安く57円で買えます。でもこれはいつも販売されている訳ではありません。発行されたら告知されます。
郵便書簡
はがきの3倍のスペースがある、封筒兼用の便せんです。表面には、はがきと同じように62円の額が印刷してあります。25gを超えない範囲で、写真やメモなどの薄いものは同封っできます。文字を書くスペースが広いし、封ができるので、他人に読まれる心配はありませんね。これもはがきの1種とされています。
くぼみ入りはがき
目の不自由な方が使いやすいように、はがきの表面左下部に半円形のくぼみを入れ、上下・表裏がすぐわかるようにしたはがきです。
対象は、通常はがき、年賀はがき、かもめ~るです。
3 荷物を送るための郵便物
以前は「小荷物」などと呼ばれていました。これにも実はいくつかあります。あなたはどれだけご存知でしょうか。
①ゆうパック
いわゆる「荷物」を送るための郵便物です。ただし信書(手紙)は入れられません。
受け付ける大きさは、
縦+横+高さ の合計が170cm以下で30キロ未満
です。料金は重さではなく、サイズの大きさと届ける都道府県の距離で決められています。
大きさは最小の60(cm以下)サイズの690円から170サイズの2.070円までがありますが、北海道―沖縄間では2.810円が最高価格です。
因みに北海道稚内市から沖縄県沖縄市までは2日で届きます。すごいですよね。
もちろん、これは雪や台風などの自然災害がない場合です。そんな場合は焦らずに待ちましょう。
また、持ち込み割引120円、同一宛先割引60円、複数個割引1個につき120円の割引があります。
②チルドゆうパック
生鮮品など冷蔵状態で運ぶものです。冷凍ではありませんので、注意してください。
③ゴルフ・スキーゆうパック
使用日の前日までにゴルフ場やホテルに届けるものです。余裕を持って差し出した方が良いでしょう。
④空港ゆうパック
搭乗日に空港のカウンターで受け取ることができるサービスです。パソコンが入るくらいのバッグであれば1.770円です。
⑤当日配達ゆうパック
午前中の差出しで、限られた範囲内であれば当日中に配達されます。
⑥レターパック
A4サイズの袋状になったパックで荷物も信書もOKです。
レターパック・ライト
厚さ3cm以内で4kgまで可。全国一律360円。郵便受けに投函します。
レターパックプラス
パックの封筒に入れば厚さ制限はありません。4kgまでの510円。
ライトとの違いは対面での手渡しとなります。
4 目的別に使い分ける郵便物
受け取り相手の郵便受けに入れるだけで良いのか、手渡しで署名か印鑑をもらうものか、目的によっていろんな差し出し方があります。その角度から見てみましょう。
① 相手に手渡し
書留(現金書留、一般書留、簡易書留)、ゆうパック、レターパック・プラス、
② 郵便受けに入れるだけ
一般の封書、はがき、レターパック・ライト、ゆうメール、特定記録、速達
③ 追跡できる
郵便物が届いたかどうかをパソコンやスマホで追跡確認できる(お問い合わせ番号付き)
書留、ゆうパック、レターパックプラス、レターパック・ライト、ゆうパケット
④ 追跡は不要
普通の封書(信書とも言う)、はがき、ゆうメール、
⑤ 特定の人に渡す
本人限定受取。受け取り人を指定して渡すものです。
郵便物に記載された名宛人に渡す郵便物です。受け取る方は本人と確定できる証明書 (免許証等)が必要です。
⑥ 局留め
自宅への配達をせずに、郵便局で留めておくものです。差し出すときには
「〇〇局留め」と書き、行を改めて住所・氏名を書き入れます。
注意1 いずれの郵便物においても、危険物(火薬・毒物やアルコール60%以上等)は送ることができません。特に化粧品や電池等は気をつけてください。
注意2 3月1日からゆうパックの料金が変わります。詳細は次の機会にご紹介します。
(参考:日本郵便株式会社ホームページ)