吉野山一目千本桜
桜を追う旅のはじめ
まず、吉野山の千本桜からの報告をするべきでしょうね。行きましたよ、4月11日午後2時頃着。でもね、マイカーが多くて駐車場に駐めることができませんでした。
ということはそう、車を置いて観に行くことができなかった訳です。それで、路肩にちょいと駐めて、30秒ほどで写真を3枚撮ってそれで終わり。
ここは(もしかしたらここだけではないかも)車で行く所ではないようです。電車で行って自分の足で歩いて観るべきでしょう。多分、その他の多くの名所もそうかもしれません。
吉野山は先に駐車場
吉野山についての格言(?)。吉野山で桜を見るなら電車で行くべき。
麓にケーブルカーの駅がありますが、ここは駐車できません。だから沿線の駅の近くに駐車場を探しておいて、そこから電車を利用してケーブルカーで登る方が賢明です。
あるいいはケーブルカーを利用しないで、徒歩という方法の方が桜を楽しめるかもしれません。
山に入ってからもいくつか駐車場はありますが、個人の家の庭みたいな所で、狭いですから空いているとは限りません。
だから、事前に駐車場を予約しておいて出かけるのが吉野山攻略(?)法でしょう。
私の桜を追う旅はその初日から否定的な様相を呈してしまいました。それでも嘆いてはいられません。桜は満喫すべきです。
けれども、桜を愛でながら一杯なんてこともできないのが残念、というのが本音かな・・・?。
実は札幌の自宅を出たのが8日の朝。そのまま北海道最南端の松前町まで走り、かつての仲間に挨拶をするなどで2泊しました。
吉野山より、北海道の方が開花が早い?
でも、松前の「冬桜」はもう咲いていたんですよ。全国の桜巡りをするのに、北海道で最初に見るなんて信じられないくらいですよね。でもこの冬桜は3月下旬には咲くのです、北海道でも!。
松前~函館は車でゆっくり走っても2時間です。11日の12時10分、函館発のフェリーに乗って、青森に着いたのが16時。
さて、そこからカーナビを頼りに一路奈良へ。何しろ松前の冬桜の次は吉野山の「中千本」ですからとにかく一途に走るのみ。
ご存知のとおり、吉野山の桜は「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」ですが、この年は早すぎて「下300本」の状態でした。
青森を出てから吉野山に着いたのが午後2時ですから22時間で走った距離が1300キロ。高速を走りましたが、途中でナビに抵抗して高速を降りたら、訳が分からなくなって40分ほど無駄な走りをしていました。
というのも、はじめ東北道を走っていたのですが、ルートが新潟から富山になっていたのです。どう考えても遠回りになるはずなのに、何故か不明です。目的地は奈良なのに、どうしてもナビは富山に行かせたがる。そちら回りが距離的に近いとは考えられません。最短距離ルートを通るように設定しているのは間違いないのにです。こうなったら、ナビとの知恵合戦(?)の予感。
ナビとの知恵合戦
だから経由地を首都高速にして探させる手を使ったのですが、どうもこのナビは頑固で自分の提示した道に引き戻そうとする。
馬鹿野郎、どちらがご主人様だと思ってるんだ、てやんでー!、ということでやっと希望のルートが出た訳です。
でもうろうろしている間に路地にある桜を見つけたり、それはそれで思いがけない発見もありました。 これが計画性のない旅の醍醐味とも言えるでしょう。
首都高速は午前2時頃通りましたから、渋滞もなくスムーズに走れました。でもあのカーブのきつさ、高速道路用ではありません。 きっと渋滞で速く走れないことを見越して造ったのかも。