新聞に全面広告
平成30年3月11日は東日本大震災から7年目の日で、各地で鎮魂の祈りが捧げられた日です。
その日の北海道新聞の20面(札幌市内版)の一面をカラー印刷の全面広告が掲載されていました。
「高層ビルも映画館も
大型ショッピングセンターもありません。
でも、降るような星空、四季折々の姿を見せてくれる
豊かな自然、凛とした静けさがあります。
ここに暮らす人たち、移り住んできた人たち、ここを訪れる人々。
西興部村はみんなが夢を持って幸せを感じる、そんな村づくりをしています」
という北海道の北東部にある西興部(にしおこっぺ)村のPR記事がありました。
夢おこす村
中央に白抜きで書かれた文字は
夢、おこす村
にしおこっぺ
美しいこの村で、煌めく想いを語り合いませんか?
と呼びかけています。
西興部村は670世帯、人口1,114名の村です。
アイヌ語の「オウコッペ」より転訛したもので。「川尻の合流したところ」の意味があるそうです。
村長の呼びかけ
菊池博村長のことばには
「夢と未来を語り合える“村民の夢叶う村づくり”を目指しています」
で始まる呼びかけには村民みんなが、地域の福祉充実に力を入れて、人を育てる村づくり、夢を持って生きていける村を作ろう」
と、語っています。
移住した人たち
こういう呼びかけに応えた人達がいます。
東京から来た家具職人・小林直人さんは
「大自然の美しさに感動!ここで家具を作りたいと思いました」
と語り、札幌からの浅野和さんはゲストハウスを経営
「満天の星空や自然の豊かさ、そして土地柄に引き寄せられました」
と述べ、ハンティングガイドをしている伊吾田順平さんは
「ここに暮らす人の良さとエゾ鹿に対する取り組みに共感しました」
と語っています。
5つの夢
夢を大切にする村らしく、5つに施設には夢の文字を付け
森の美術館木夢(コム)
道の駅フラワーパーク花夢(カム)
森の宿泊施設森夢(リム)
マルチメディア館IT夢(アトム)
観光・子育て支援センター里住夢(リズム)
と命名しています。
2010年(平成22年)3月31日現在では村の数は全国で184です(みんなの知識、ちょっと便利帳より)。
多くの村は「限界集落(人口の過半数が65歳以上)」がほとんどだと思われます。
そんな村では、この西興部村と同様に若い人たちが住んでくれるための工夫をしているはずです。あなたが移住すればきっと大歓迎を受けること間違いなしでしょう。
いかがでしょうか、あなたも移住を考えてみませんか?
(参考:北海道新聞3月11日朝刊、西興部村ホームページ)