滝桜、やっと会えた!
憧れの滝桜
前夜、職務質問を受けたにもかかわらず、ぐっすりと眠って、朝7時には行動開始。駐車場にはまだ他の車の姿は見えない。
「夏井の千本桜」を目指す。ナビでは見つけられなかったので、「JR夏井駅」をセット。意外と早く着いたが、これは早過ぎた。時間ではなく、桜の状態だ。つぼみの先端が少し白くなっているだけだ。川沿いに確かにずっと桜の木が続いている。満開の時は見応えがあるだろう。 そしてまた滝桜へと向かう。
前日の滝桜は逆光だったから、順光の様子を見たい、と思って滝桜に向かった。着いたのは午前8時頃だったが、すでに駐車場は8割ほどが駐まっている。
この桜は朝日が似合う。多くの観光客が並んで写真を撮っていた。
「滝桜」本当に滝が流れ落ちるような迫力がある。離れた場所から見ていると、滝桜の樹の下に並ぶ人たちは、さながら滝を登ろうとする魚の群れを思わせる。
人気No1の滝桜
なるほど。シーズン中にどれくらいの人が来るのかと聞くと、前回もかいたが、この1本の樹に、昨年は30万人の人が訪れたという。たった1本の桜に30万人である。北海道松前町の桜は1万2千本で同じ30万人である。
確かにそうかもしれないと思える。私も桜の正面の小高い場所から1時間はゆっくりと眺めることができた。会いたかった桜に会えたという満足感にひたることができた。
他にも多くの枝垂れ桜
この地方は同じような紅枝垂れが数多くある。事前の知識なしに地方の道路を走って、「地蔵桜」「合戦枝垂れ桜」など拾い物の花に会った。
いずれも多くのカメラマンが列をなしていた。たまたま走って出会えるのは、高速道ではあり得ない。国道を外れて走るから出会える楽しみである。もっとも、昨日みたいに時には通行止めもあるかも知れないが・・・。
私が北海道に渡ってずっと言い続けてきたことだが、北海道に足りない物は「レンゲ・菜の花・桜吹雪」である。そんな私がこの旅行で初めてレンゲに会った。
菜の花は、ほとんど桜と一緒の時期に咲いているから、「菜の花と桜」のツーショットはよく目にすることができる。
レンゲ・菜の花・桜吹雪
レンゲを身近に見ることができる人はよくお分かりだと思うが、レンゲと桜はなかなか一緒には見ることができない。レンゲの方がかなり早いからだ。
これも福島市に向かう道で看板を見つけた「駒桜」という1本に会うために向かう歩道の脇で見つけたものである。ただ、もうほとんど終わりかけていたので、畑全体で数輪しかなかったが、嬉しい発見であった。またどこかで出会える予感を与えてくれた。
ウグイス、ひばりの鳴き声もいい。
(山中の1本桜「駒桜」)