青いバラは作れない?
園芸に携わる人たちが昔から「創りたい」と思っていたのが、青いバラです。
しかし、青いバラは作成不可能でした。
なぜなら、バラには青い色素が含まれないために、どんなに交配種を作っても青くなることはあり得ないからです。
これに挑戦をしたのが酒造メーカーのサントリーです。
開発研究部にいた、田中良和氏は創業者の鳥井信治郎氏に相談しました。
「青いバラの開発をしたい」と
NHK朝の連続ドラマ「マツサン」でもおなじみになった、鳥井さんのあの言葉
「やってみなはれ」
でゴーサインが出たのです。
当初はバラの花の色素から「赤」を抜くところから始まりました。
しかし、「青いバラ」とはいえませんでした。
世界初の青いバラ
14年の歳月をかけて青い色素を作り出し、2004年に世界で初めて「青いバラ」を
創り出しました。
まさに夢の青いバラでした。
この時、青いバラの花言葉は「奇跡」「不可能」「夢が叶う」となりました。
青いバラ」開発チームを率いる植物科学研究所長・田中良和氏は、「平成21年度日本農学賞」および「第46回読売農学賞」を受賞しました。(ウィキペディア)
この時の色がこの色です。
私は本当に青い色を想像していたので、新聞の一面にこの写真が出た時は
少々がっかりしました。これって青というかな、と。
私の描いた「青いバラ」はトップにある写真の色でした。
開発者の苦労も知らずにそう思ったのは事実です。
ですが、今後さらに研究されて、「本当の」青いバラが誕生することを
期待しています。
家庭でできる「青いバラ」
自然界には存在しない青いバラを作る方法です。
これは「ベンデラ」という白いバラに青い染料を吸い上げさせて作る方法です。簡単にできますので、興味のある方は試してください。
染料はもちろん、天然成分の方が良いです。
トップにある写真のバラはこの方法で作ったものです。
ただし、この方法では葉っぱまでにも染料が行き渡るために、葉っぱが枯れたような色になります。だから変色した葉は切り落とした方が見栄えが良くなります。
コメント
青いバラって綺麗ですね♪
神秘的って言うのか、青と白で清楚な感じにアレンジフラワー出来そうです(#^.^#)