カラスと上手に付き合う
以前、カラスにまつわる都市伝説についてご紹介しました。
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同じようにカラスについて研究をしている人々や団体、企業等があります。
その中の一つに「株式会社CrowLab」という法人があることを知りました。宇都宮大学発のベンチャー企業だということです。
代表取締役の塚原直樹氏は大学時代から16年間カラスについて研究し続け、2017年12月に起業しました。
カラス研究には実績のある宇都宮大学と連携し、その第一人者である宇都宮大学の杉田昭栄教授を顧問に迎えて、カラス被害対策や商品開発を進めています。
この会社のコンセプトは「カラスと人が共存できる社会」ということで、個人や自治体でカラスの対応に苦慮している人たちに、上手に対応しようというノウハウを紹介しようというものです。
カラスの言葉
私が今回興味を持ったのは「カラスの言葉」です。
カラスの生態を研究しているうちに、何種類かの言葉を得たのです。
例えば「おはよう」、「こっちにおいしいものがあるぞ」、「警戒しろ」とか「さあ、もうねぐらに帰るぞ」というようなことです。
こういう「言葉」をスピーカーから流して、カラスを誘導したり、撃退したりするという方法です。
実際の動画
この動画は同社がホームページで公開しているものです。
「偵察」に来たカラスに警戒する鳴き声を聞かせると、慌てて飛び去りましたね。
こういう言葉を赤外線感知器と連動させ、カラスが近づくと声を流すと、いちいち監視していなくても撃退することになります。
江戸家子猫さん
先日、某テレビ局の番組で、動物ものまねの江戸家子猫さんが、上記の「警戒しろ」という言葉を発するとどうなるかという実験をするというものがありました。
まずテープで何回も聞いて、その言葉ができるように練習します。そしてカラスが集まっている木の近くに行ってその声を発したのです。
するとどうでしょう、見事にカラスたちは鳴きながら慌てて飛び去って行きました。実験成功です。
子猫さんは番組の最後で
「カラスと対話した人間は僕が初めてでしょうね」
と嬉しそうに語っていました。
無料貸し出しも
同社では、スピーカーとCDを一定期間、無料で貸し出しもしています。「カラスでクロウ」している個人や自治体の方は一度相談されてはいかがでしょう。
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(参考:Crowlab ホームページ)
コメント
いつもカラスがゴミ置き場を荒らすのでこまっています。
札幌市にもこのカラス撃退対策をしてほしいですね。
そうですね。町内会でも一度無料で使ってみてはどうでしょうか。