ウニもベジタリアン?

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冬ウニ 野菜食べておいしく 

だって、冬も獲れないと寿司屋さんが困るでしょう、と考えますよね。
 
でも、本来冬季間のウニはあまり昆布を食べずに、成長も「休息」する期間なんです。
 次の記事を読んでください。
ウニ養殖の背景には深刻な「磯焼け」がある。
磯焼けとは、水中に生えている昆布などの海藻が生えてこない状態のこと。
その磯焼けをもたらしている要因のひとつが、ウニである。
本来は水温が下がり、ウニが昆布を食べない一定期間があるのだが、
年々高くなる水温が原因でウニの活性が収まらず、
昆布が生育する前の芽を食べてしまうという。
すると昆布がそれ以上育つことなく、「磯焼け」状態になってしまう。
(コロカル・マガジンハウスより)
昆布が育たないと、ウニも育たない。そして小さな魚の隠れ場所がなくなり、魚の餌もなくなり、漁場としての役割もなくなってしまう。そんな悪循環におちいってしまうのです。
 
2年前から後志管内神恵内(かもえない)村の漁業協同組合では、冬場の磯焼け時でも何とかウニを養殖しようと努力してきました。
 
それが養殖かごの中にウニと昆布を入れて育てるという方法なのです。
 
 
ところが、冬のウニはどうしても少し苦みがあるという欠点がありました。
そこで、神奈川県ではキャベツをウニの餌にしているということをヒントに、関係者は江別市(札幌市の隣)の隣にある「いわみざわ農協」に相談して、規格外のキャベツと白菜を餌とする試みを実施しました。
 
すると、苦みのない、おいしいウニが収獲できるようになったのです。
 
農協は形の悪いものや小さいものは商品として使えなかっただけに、新しい需要ができて助かるし、漁組の方もウニの味が良くなるということで両方にメリットがある訳です。
 
先日、そのウニの試食会が行われ、昆布だけの時よりも「苦みもなく、身入りも良い」「これなら行ける」となったのです。
 
11月から1月のウニの端境期は、札幌やニセコでは夏場の約2倍の値段で「冬ウニ」として取引されています。
 
ベジタリアンの「冬ウニ」に関係者も今後を期待しています。しかし私達消費者にはもう少し安くなるとありがたいですね。
 
(参考:コロカル・マガジンハウス、神恵内村魚組HP)
 
 

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