8人で3本の綱を引く!?

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 綱引きイベントに出場したボランティア経験者ら(奥)=20日、北海道厚真町

胆振東部地震で大きな被害を受けた北海道厚真町で、

恒例の雪上綱引き大会が開催されました。

実行委員会では、震災後のこの時期に実施することに懸念がありましたが、

逆に実施することで、町民の元気を取り戻そうという機運が高まったと言います。

チームは女性1人以上を含む8人1組で構成すること。

テニスコートのサイズに近いコート(縦20メートル、横15メートル)に置かれた

3本の綱を同時に引き合い、40秒の時間制限の中で先に2本の綱を自分たちの陣地に引き込んだ方が勝ちという綱引きです。

体力と判断力が勝敗を左右するゲームです。

地元のほか、苫小牧市や札幌市、遠くは小清水町や八雲町からの参加もありました。

1本は最初から捨てて、残りの2本を取りに行くという作戦もあります。

一人だけ俊敏な選手がいれば、その選手が1本だけを全力で取りに行き、

残る7人がもう1本を取りに行くという作戦を展開したチームもあります。

名付けて「第12回 あつま国際雪上3本引き大会」

午前10時、氷点下3度の中で競技は開始されました。

試合数は予選リーグ60試合、決勝トーナメント40試合となっていましたが、

最後まで残ったチームはかなり消耗していたようです。

優勝したチームには賞金20万円と米80キロが渡されました。

2位は10万円と40キロ、3位は5万円と20キロ、そして4位は3万円と15キロ

来年はあなたも参加してみませんか?

ことしは過去最多の58チーム、900人以上が参加しました。
チームの中には、復興ボランティアの人たちや地震で寮が被災して仮設の寮で過ごしている鵡川高校野球部の部員たちの姿もありました。

その他、地元のほか、苫小牧市や札幌市、遠くは小清水町や八雲町からの参加もありました。

この様子はNHKのニュースでも紹介されました。

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第12回大会開催にあたり

平成30年9月6日に発生した北海道胆振東部地震により、厚真町では死者36名、住宅被害100棟以上という甚大な被害を受けました。
被害の大きかった地域では、森林や田畑、道路が崩れ、未だ自宅に帰ることができずに避難所で生活されている方がいる状況です。
こういった町の状況を考慮して、第12回大会の開催を見送ることも検討されましたが、「こんな時だからこそ厚真町に元気を取り戻したい」という思いから、第12回あつま国際雪上3本引き大会を通常通り開催することといたしました。

また、平成31年1月14日(月)には札幌ドームで開かれる市民参加型スポーツフェスティバル「ほっかいどう大運動会」で3本引き大会も行われます。
どちらの大会にも登録、参加していただき厚真のこと、3本引きのことを知っていただき復旧、復興に少しでも応援して頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。

あつま国際3本引き大会実行委員会 実行委員長 池川徹

(参考:3本引き実行委員会HP、gooニュース、北海道新聞電子版、NHKニュース)

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