札幌のタマネギで在来種の「札幌黄(さっぽろき)」
というものがあります。
その札幌黄が普及することを願って、
「札幌黄ブランド化推進協議会」が
今年の札幌黄オーナーを募集しています。
同協会は札幌市と市内の飲食店が集まって
創られたもので、オーナーになると
収穫期に札幌黄をもらえる他、苗の植え付け、
札幌黄を使った料理の体験プログラムにも
参加できます。
札幌黄とは
札幌黄は肉厚で柔らかく、加熱すると甘みが増します。
最初に札幌でこのタマネギを植えたのは
札幌農学校で教鞭を取ったウィリアム・P・
ブルックス博士が、自ら農学校周辺の農家に
栽培指導を行って、それに何軒かの農家が
栽培を始めたものです。
ブルックス博士は故郷のアメリカ・マサチューセッツ
州から持ち込んだと言われています。
現地では「イエロー・グローブ・ダンバース」という
名の品種でして、のちに品種改良を重ね、「札幌黄」
として北海道中に広まりました。
第二次世界大戦前にはロシアやフィリピン等へ輸出
するほどの生産量であったと言われています。
札幌黄を使ったおすすめ料理
「札幌黄」は、味が濃く、加熱調理をすると
辛味が消えてとても甘くなることから、
特に煮込み料理に向いています。
ビーフシチューやスープカレー、ポトフ、
肉じゃがなどがお勧めです。
オーナーの特典
ブランド化推進協議会では、
「200万人都市の札幌が誇る野菜です。
ぜひみんなで応援をしてください」
と呼びかけています。
オーナー制度は1口4千円で、A、Bの
2コースを設定しています。
申し込むと両コースとも、各体験型プログラムに
参加できます。
さらに、Aコースでは札幌黄10キロが、
Bコースでは札幌黄1キロとレトルトカレーや
スープなど札幌黄を使った加工食品セットを
受け取ることができます。
A、B計千口募集しています。
問い合わせ先
申し込みは8月31日までに、ホームページ
http://www.sapporoki.net/
から行うか、市役所や各区役所、
サッポロさとらんど(東区)
にある申込書を郵送します。
問い合わせは協議会事務局
(電)011・231・1713
へお願いします。
(写真はいずれも東区民HP・ようこそひがしく より)
(参考:ようこそひがしく、北海道新聞)