弘前には追い求めていた桜吹雪があった

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追い求めていた桜吹雪

桜吹雪が迎えてくれた

この桜を追う旅の中で、会いたかった桜のベスト3を選ぶなら、 吉野の千本桜三春の滝桜そしてこの弘前城の桜である。
 
話には聞いていた。いつか会いたいと思っていた。しかし、この時期は年度の移り替わりがあってずっと休みがとれなかったこともあり、憧れの桜だった。
もっとも、他の桜も同様ではあるが。
 
 
弘前城は朝から絶好の天気。これ以上望むこともできないほどの青空だった。
 
はやる心を抑えて、駐車場を探す。だがここも松本城と同じで駐車場探しで時間を費やした。これだけ大勢の人たちが来るのだから、もっと公共の駐車場があっても良いのではないかと思うのだが、年に何日かのためにそんなこともできないかと考え直す。
民家の庭先に1000円で駐車する。
 
堀に覆いかぶさるような桜は間違いなくソメイヨシノ。しかも満開で散り始めている。これは期待できそうだ。
 
途中は省略して早く桜のことを書こう。
 

素晴らしいの一言

見事にソメイヨシノの桜のトンネル。心の中で喝采を送る。
 
私が長年憧れ続けた、そして北海道では見ることのできないと言い続けてきた「桜吹雪」が目の前に起っているのだ。
 
弘前城公園は私を桜吹雪で迎えてくれたのだ。
 
観光案内のパンフレットでは全体で2600本だという。
 
弘前城公園の中には「日本最古の桜(1882年植栽という)」がある。おそらく記録に残っているのだろうから、間違いはないと思うが、松前(まつまえ)で桜に詳しい人から聞いた話では、ソメイヨシノの寿命は80年だと言っていた。
 
1882年が正しいとすれば、136年前に植えられていることになる。手入れの仕方によってはそれもあり得るだろう。樹の周囲は人の足で踏み固められないように柵が巡らされている。それくらい気を遣っているということだ。
 
もう一つ、木の幹の周りが5.15mというソメイヨシノの樹があった。これは日本最大の幹の太さだという。大事に育てられているのだなという実感がある。
 
弘前城そのものはそれほど大きくはない。北海道唯一の日本式城である松前城よりは少し大きいかなという位だ。
 

歩いて行ける?

そのすぐ下にお堀がある。そこで2つ目の感動を受ける。
堀に落ちた桜の花びらが堀の全面を埋めているのだ。
 
流れと共に花びらの列が移動する様を「花いかだ」と呼ぶが、これはもう流れにはならないでびっしりと埋め尽くしている。
そう、たとえて言えば桜の絨毯だ。その上を歩いて行けそうな程だ。
 
桜が風に揺れる様、桜吹雪、花の絨毯。
もういつまでも座っていたい。
そんな風に思えるここ弘前城公園である。
 
弘前城の桜は旅の締めくくりには最高の情景を見せてくれた。
 
桜はこのあと、枝垂れ桜に移り変わって行く。
 
 
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