ドル円はここ2~3年の動きを見ると、2016年11月の安値101円184と2016年12月高値の118円656の値幅の間で動いています。
ここ一年で見てみると、2018年の9月に110円542と2019年1月の安値104円642の間で動いております。
すなわち今日までのところ、この高値安値のブレイクはしておらず、この値幅内のおとなしい動きになっているとも言えます。
2019年の最近の動きは、 1月の安値104円642の安値が起点となり4月24日の112円393まで上昇しています。
しかしその後下落に転じており5月13日109円013と安値をつけて上昇に転じました。
来週の動き(ドル円予想)は上昇指向
さてここから来週の動きを予想するのは難しいのですが、多くの投資家たちは来週以降は上昇が続いていくのではないかと見ています。
これまでトランプ発言による中国との貿易摩擦が大きな懸念材料となり、ドル円は下落を続けてきました
しかし、アメリカ及び中国とも関税を25%にすることを発表しており、悪材料出尽くしになったという見方もあります。
もう一つは、 米消費者態度指数と言う指標が予想を上回って発表されました。
これは、米経済に対する先行きについて多くの消費者がプラスの方向感を持っていることを意味しています。
5月のトレンド(買いで挑戦)
さらに、5月に入ってからのトレンドを見てみると、日足においてはまだ下落傾向を出していないものの、4時間足では上昇トレンドに変化したのではないかと見られるからです。
以上、相場の雰囲気的には、 「そろそろドル円が反発するのではないか」と言う観測が多くなってきているように思えます。
ここは一旦ドル円を「買い」で挑戦したいところです。
重要指標
なお、来週のドル円に関する重要指標は次のとおりですが、インパクトがある指標は少ないように思えます。
5月21日(火):「アメリカ・中古住宅販売件数 04月(21:30)」
5月23日(木):「アメリカ・新築住宅販売件数 04月(23:00)」
5月24日(金):「アメリカ・耐久財受注(速報値) 04月(21:30)」