パール、シュティン、ニャイン、シーシュと円山動物園

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ゾウ舎の屋内施設は砂が床一面に敷かれ、プールも完備。ゾウたちが快適に暮らす環境が整えられている(いずれも金本綾子撮影)
ゾウ舎の屋内施設はプールも完備。ゾウたちが快適に
暮らす環境が整えられている(金本綾子氏撮影)
 

昨年11月末にミャンマーから

 
昨年11月末にミャンマーから札幌市円山動物園
(中央区)にやって来た4頭のアジアゾウが、
のことは、この欄でも紹介しました。
 
そのゾウたちの元気な姿がいよいよ公開される日が
近づいてきました。
 

愛称も決まりました

その前にまず、4頭のゾウの名前を確認しましょう。
 
  ゾウA メス・15歳 ゾウB メス・27歳

ゾウC メス・5歳

ゾウD オス・10歳
 

パール

シュティン

ニャイン

シーシュ

日本語の「欄」や「鈴」「花」「円」などの日本名も

候補に上がりましたが、やはりミャンマーで使われて

いた、元の名前に近い方が良いだろうという意見が

多く、上のように決定しました。

公開日は

さて、公開は3月12日からと決定しました。

ゾウたちは専用の「ゾウ舎」で約3カ月過ごして、

新しい環境に順応しています。

健康状態もすこぶる良好で、活発に動き回っていますよ。

円山動物園ででゾウが観賞できるのは実に12年ぶりです。

加藤修園長は「ゾウたちはとても元気。順調にゾウ舎や飼育員に

なれてきています。」とうれしそうに説明していました。

屋内施設約2200平方メートルを3つのエリアに区切って、

母子の2頭、15歳雌、10歳雄に分かれて生活します。

でも各エリアを入れ替わりながら生活するので、

いろんな姿や行動が見られるように考えられました。

これは来場者がゾウの生態を知るような工夫が

あちこちに施されているので、見学者もじっくりと

観察できるようになっています。

快適で自然な姿を

屋内はゾウにとって快適な室温22~24度、湿度は約50%に

保たれるようになっています。

ゾウの習性は、1日約17時間食べ歩くと言われています。

だから退屈しないように、天井からつるしたかごの中に

干し草を入れたり、壁の穴にはリンゴやニンジンを隠して

いるそうです。ゾウが餌を探して歩く姿を見るのも

楽しいでしょうね。

また国内初のゾウ専用の屋内プールも完備していて、

大好きな水浴びが一年中できるようになっています。

来場者は、1階ではプールで遊ぶゾウを間近で

見ることができます。

2階は上からゾウの姿を見学できるほかに、

スクリーンで4頭がミャンマーにいた時の姿を

映し出すことが予定されています。

広々としたスペース

屋外施設は約3千平方メートルあるので、

ゾウたちは暖かくなる6月ごろから過ごす予定です。

屋内、屋外を合わせた5200平方メートルは、

かつてのゾウ飼育スペースの約何と17倍の広さ

になるとのことでした。

加藤園長は「北の大地で生き生きと暮らすゾウたちを通じて、

命の大切さや素晴らしさ知って欲しいし、野生のゾウが生活する

森を守ることの大切さを感じてほしい」

と語っていました。

お子さんやお孫さんと是非円山動物園に来たゾウたちの

姿を楽しんでくださいね。

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