今日から終盤戦!! 逸ノ城 魁聖を破る!!
今場所の優勝ほゞこの4力士から!?
横綱鶴竜(全勝)、平幕魁聖(1敗)、大関高安(2敗)小結逸ノ城(2敗)
10日目の結果は、横綱鶴竜は、平幕千代丸を力強く寄り切って初日から
10連勝とした。単独トップに立った。
平幕魁聖は小結逸ノ城に寄り切られ、 初黒星を喫した。
逸ノ城は、勝ち越した。大関陣は、高安が平幕正代を押し出して勝ち越しを決め、豪栄道は関脇栃ノ心を送り出して7勝目を挙げた。
栃ノ心は3敗目。
横綱鶴竜を1敗で魁聖が追い、さらに、1つの差で高安と逸ノ城が続く。
十両は、豪風ら3人が2敗で並んでいる。
〈さじき席〉 2人合わせて体重420キロ。
逸ノ城と魁聖が土俵中央え、右四っ左上手で、がっぷり組んだ。
2人合わせて体重420キロ。
観客が沸く中、関取最重量215キロの逸ノ城が両膝を 少し曲げて勝負に出た。
太い腕でまわしを引きつけ迷わず前に出て寄り切った。1分の力比べを制して大きな拍手を受けた。
全勝の相手の勢いを止める白星にも「全然駄目だった。体ががちがちだった。と反省ばかり。三役で17場所ぶりの勝ち越しにも向上心はつきない。
新入幕優勝に迫って騒がれたのは、2014年秋場所。しかし、増える体重と
ともに動きが鈍くなった。転機となったのは、腰痛のため全休した16年秋場所だ。
入院中のベッドで落ち込んだ。そんな弟子の姿に師匠の湊親方(元幕内湊富士)は「1からやり直そう。3年先の稽古だ。」と励まし、体をつくり直した。
病院食を参考に減量を始め、本格的な 無駄な脂肪を落とし、190キロほどにした。昨年春に本格的な稽古を再開し、
100回休まず踏む四股や腕立て伏せで鍛えた。逸ノ城は「前の大きさと今は中身が違う。」と自信を示す。
2敗を保ち、11日めは、全勝の横綱鶴竜に挑む、意気込みを聞かれても「何もない」と笑ってかわす。「まあ、残りが大事」。
生まれ変わった「怪物」が終盤戦のカギを握る。 (道新一部参照)